今や社会問題となっているアスベスト(石綿)。ビルや駐車場など、アスベストが使用されていた建物の解体・改装工事が各地で急増しています。アスベスト除去作業をするにあたっては、人体に悪影響が及ばないよう、厚生労働省で公布された「石綿障害予防規則」に準じて安全に行う必要があります。
【アスベスト除去工事の大まかな流れ】
1.事前準備(工事計画)
2.準備作業(作業場整備) ◎ 整備した現場に養生作業
3.粉じん飛散抑制剤 吹付
4.石綿除去作業
5.密封処理 ◎ 除去したアスベストを袋詰め
6.一時集積(搬出、埋立て地へ) ◎ 使用した養生を袋詰め
■アスベスト除去工事では「養生作業」が重要なポイントです
除去作業に入る前に、アスベストのある場所(作業場)と 外部とを隔離し、アスベストが外に漏れないようにする必要があります。この「養生作業」は、アスベスト除去工事の安全性に大きく関わる重要なポイントとなります。
石塚株式会社では、確実な養生作業を支えるポリエチレン資材だけでなく、防炎の要求にも対応可能なビニール資材をご提供いたします。
【施工計画書で示されている養生例】
床面の養生 0.15mm厚のプラスチックシートを2枚重ねで使用
壁面の養生 0.10mm厚のプラスチックシートを1重で使用
※照明器具・エアコンなど、既設物の養生も必要です。
◎防炎性能にすぐれた
難燃タイプビニールシート「アキレスフラーレ」なら、より安全性の高い作業環境が整います(消防法施行令4条の3に適合、防炎2級)。
◎養生に最適な0.15mm厚と0.1mm厚の2タイプを取り揃えております。
中でも0.1mm厚は、機器類などのプラスチック製品に接触しても、変質が起こりにくいよう配慮されております(ノンマイグレF)。
◎一般養生用のポリエチレンシートもお取扱いしております。
■除去したアスベストは指定された方法で確実に密封を
アスベスト廃棄物や、使用済み養生シートの処理にも気が抜けません。外に漏れないよう、確実な袋詰めによる密封が要求されます。また、すぐ判別できるような袋を使用する必要があります。
当社では、これらの条件に合った専用袋を、各種サイズご用意しております。
【施工計画書で示されている密封処理例】
吹付アスベストの除去
↓
アスベスト回収袋に袋詰め
一重目 :作業場内にて 黄色地+「アスベスト廃棄物」と明記された袋
二重目 :セキュリティゾーン内にて ナチュラル(透明)色の袋
◎黄色の袋 … 「特別管理産業廃棄物 廃石綿等 取扱い注意事項」と印刷されています(黒字・片面)。
ナチュラル色の袋 … 無地で透けていますので、外から内側の袋が見えるようになっています。
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ラインナップ | |
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養生シート 防炎 フラーレ (透明) | 0.15mm厚×1830mm巾×50m巻 |
養生シート 防炎 フラーレノンマイグレF | 0.1mm厚×1830mm巾×50m巻 |
養生用ポリエチレンシート原反 ナチュラル | 0.1mm厚×1800mm巾×50m巻 |
養生用ポリエチレンシート原反 ナチュラル | 0.1mm厚×3600mm巾×50m巻 |
養生用ポリエチレンシート原反 ナチュラル | 0.15mm厚×1800mm巾×50m巻 |
養生用ポリエチレンシート原反 ナチュラル | 0.15mm厚×3600mm巾×50m巻 |
回収袋 大 黄色 印刷1色 | 0.15mm厚×850W×1280L |
回収袋 大 ナチュラル 印刷無 | 0.15mm厚×850W×1280L |
回収袋 中 黄色 印刷1色 | 0.15mm厚×650W×850L |
回収袋 中 ナチュラル 印刷無 | 0.15mm厚×650W×850L |
回収袋 小 黄色 印刷1色 | 0.15mm厚×450W×600L |
回収袋 小 ナチュラル 印刷無 | 0.15mm厚×450W×600L |
▲養生の仕方で安全性が決まります
▲有害物質のない、安心の空間作りを
▲<フラーレ> 難燃フィルム 防炎2級 (JIS-A-1322)