マレーシアの熱帯雨林に生殖するニガキ科の学術名EURYCOMA Longifolia(ユーリコマ・ロンギフォリア)という低潅木です。
マレーシアでは、トンカットアリと呼ばれており、「アリ(男性)の杖」という意味ですなわち年をとる男性をサポートする、ということを表しています。興味深いことに、薬効成分は根に有ります。トンカットアリの根は古くからマレー半島の原住民が滋養強壮の煎じ茶として使用しており、今日でもその習慣は残っています。
トンカットアリの初期動物実験から、主にトンカットアリの催淫効果が注目されていました。トンカットアリを餌として与えたマウスは、与えていないマウスに比べ交尾回数が増えることが実験で示されています。また解剖し血清中のテストステロン量を調べると、4.8倍増加していることが分かりました。その後の研究ではトンカットアリの投与量と交尾回数が相関していることが示され、生殖感隔とは関係なく、性的な刺激を与え、さらには交尾回数を増やし、その頻度を維持することがわかりました。
マラヤ大学の研究では、トンカット・アリを1週間服用した結果、テストステロン(男性ホルモン)の値が上昇し、精子の量と質の向上が見られたとの報告があります。
トンカット・アリの効果は朝鮮人参の5倍に当たるとの韓国での研究結果もあります。