サーモンオバリーペプチド(SOP)は、鮭の筋子からイクラを作る際にのこるスジ(卵巣外皮)を原料にしています。この卵巣外皮は、従来利用されず廃棄されておりました。しかしその卵巣外皮の役割を考えますと、哺乳動物のプラセンタ(胎盤)と同じように胎児(魚卵)へ栄養を与えかつそれを守ることにあると考えられます。従って卵巣外皮は、魚類のプラセンタ(胎盤)ともいえる器官です。この卵巣外皮よりペプチドを抽出し世界初の魚由来プラセンタ様物質として事業化しました。オバリー(ovary)とは、卵巣の意味で、鮭(salmon)の卵巣より抽出した機能性アミノ酸結合物(peptide)という意味から、SOP(Salmon Ovary Peptide)と命名しました。
SOPは、まず抗酸化作用が確認され「肝臓・すい臓の機能低下抑制機能」、「抗加齢機能」。「美白美肌機能」を期待してサプリメントや化粧品の原料及び食品として開発しました。その後、肝臓防御遺伝子の増加作用やインスリンの働きを助ける作用も確認されました。さらにラット初代内臓脂肪細胞を用いた実験で脂肪の取り込み抑制と運動時の排出促進も発見され、現在ではメタボリックシンドロームへの応用も期待されております。また、化粧品原料としてINCI登録されております。