ミリオンセラー「病気にならない」生き方の著者としても知られる胃腸内視鏡分野の世界的権威の医学博士・新谷弘実氏。35万例以上の腸内を内視鏡で見てきたドクターは「健康な体作りは胃腸内を良好に保つことから始まる」と明言します。では、日常生活の中でそれをどう実践すればいいのでしょうか。その前に、健康であるために不可欠な物質・エンザイムのことを知っておく必要があります。
新谷 「健康であるために欠かせない物質をご存知ですか。それは“エンザイム”です。“エンザイム”は、生命活動のさまざまな場面に関与しているタンパク質性の物質。分かっているだけで3000~5000種類ほどが私たちの生命活動を支えています。体内で活動する“エンザイム”の量は、その人の命力に比例しているといえます。つまり、“エンザイム”をたっぷり補給することが、健康な生活を送る上での最大のポイントとなります。」
・エンザイムが豊富に含まれる主な食品
※ただし、栽培方法や鮮度、発酵食品の塾精度添加物の量などに問題があると、含有するエンザイムの量は低下。
野菜や発酵食品が豊富な和食中心の食事をベースにしつつ、良質なサプリメントで補うことが必要。
新谷 「栄養学を学んだ人なら、五大栄養素をご存知だと思います。炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン・ミネラルのことです。これらを含んだ食品を摂っていれば健康でいられるのでしょうか。いや、これだけで十分とはいえません。“エンザイム”がなければ、不十分なのです。
“エンザイム”は生命活動のあらゆる場面に触媒として関与する物質。栄養学で重要視されているビタミンやミネラルは、この“エンザイム”の働きをサポートします。だから補酵素と呼ばれています。いくらビタミンやミネラルを補給しても、生命活動の〝主役〟である“エンザイム”が不足していれば、十分に活用することができません。もちろん、食事などから摂取した炭水化物やたんぱく質、脂肪の消化・吸収にも“エンザイム”の働きは不可欠です。」
新谷 「あらゆる生命活動に関与する“エンザイム”。たくさん摂ることも重要ですが、生成に欠かせないものがあります。それが発酵食品。代表的なのが「善玉菌」と呼ばれる乳酸菌や麹菌、納豆菌などの細菌類です。発酵食品を日常的に取り入れることで腸内バランスが改善され、善玉菌の働きによって“エンザイム”が生成されやすくなります。発酵食品を摂ることは、体内の“エンザイム”を増やす最適な方法でもあるのです」
野山に自生する植物と新鮮な果実・野菜など自然界にある複数の植物性原料を微生物たちの力をかりて長期間発酵させる。
味噌や醤油、お酒などをつくりだす麹菌は、腸内で働く有力な善玉菌のひとつ。
以上のように“エンザイム”は、健康であるために非常に重要な物質である。その“エンザイム”を増やす方法はたった2つ。
従って、「生命の源」といえる酵素をを活性化し、有用に活用してそのエネルギーを体内に満たすために、日ごろから蓄え、過剰消耗しないような食生活、生活習慣が大切となる。その秘訣が凝縮された健康法が「シンヤ ビオジマ」。そのポイントは以下の7つになる。
サプリメントを選択する際の目的として、体調の一部分や肥満など体質の一部を改善する、といったヒトは多い。しかし、ひとつの成分や症状のみをピックアップする対処療法的な方法論は間違っている、と波多野代表は話す。
「健康で長生きするためには自然の摂理に従い、もともと人間が持っている機能を最大限に活かすことが最優先されるべき。そのために必要なものが体内酵素(エンザイム)である、と新谷先生は説いています。約40年にわたりアメリカと日本で35万を超える胃腸検診と10万例におよぶ食歴・生活習慣の調査結果に基づいて、新谷先生が開発・監修されたのが『HWSTYLES』ブランドのサプリメントシリーズ。生命の源ともいえる体内酵素(消化酵素・代謝酵素)を活性化して有用に活用し、あらゆるストレスに負けずに太く、長く、健康に生きるための秘訣が“シンヤ・ビジオマ理論”にあります」
ヒトが体内で産生する酵素には限りがあるとも言われているが、身体機能を正常に保つための体内酵素が、さまざまなストレスにより浪費されることで、免疫力の低下や酵素欠乏による未病にもつながるのだという。
「体内酵素が不足しないような生活習慣を目指し、酵素を多く摂れる食生活を維持すること。本来人間が持つべき機能が不全な状態では、どんなサプリメントを摂っても効果は出にくい。長く同じ食習慣をしている家族に同じような疾病がでやすいのは、遺伝ではなく環境的な要因が強いとも言われています。暴飲暴食、喫煙や疲労で体内酵素が無駄遣いされることで解毒の機能も衰え、本来生の食品から摂るべき酵素類の摂取が不足すれば、真の健康から遠のくばかり。“健康=幸福=美しさ”という理想のかたちを具現化するためにも、“エンザイム”の摂取をお薦めします」
酵素を多く含む発酵食品が世界有数の日本。それでも、近年は食による健康維持が難しくなっているという。この現状を変えていくためにも、“シンヤ・ビジオマ”理論に触れ、人間が本来持つ機能を最大限に活かした“病気にならない”生き方を選択してみてはいかがであろうか。
新谷弘実
(しんやひろみ)
1935年生まれ
順天堂大学医学部卒業後、渡米。胃腸内視鏡外科のパイオニアとして活躍する。大腸内視鏡手術によるポリープ切除に世界で初めて成功。医学会に大きく貢献する。
現在、米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授およびベス・イスラエル病院内視鏡部長を歴任。
著書『病気にならない生き方』はミリオンセラー。
京都大学生存圏研究所の矢崎一史教授(植物分子生物学)らのグループはポリフェノールの機能を高める植物の酵素を世界で初めて突き止めた。米学術誌「プラント・フィジオロジー」3月号で発表した。抗ガンや老化防止などの医薬品や機能性食品の開発、生産などに幅広く利用できるという。
酵素の効果的な摂取法は食事とサプリメント。健康食品のさきがけともいえる酵素関連の商品はさまざまなものが発売されているが、SIJマークを取得している商品は本家のお墨付きでもあり、信頼できる商品といえる。
ジョージオリバーから発売されているものでは、体内酵素を補う酵素サプリ「エンザイム-X」(1万円=240カプセル・税込)がある。「マルチビタミンミネラル」(6800円=240カプセル・税込)との組み合わせれば、さらにバランスがいいだろう。
膨大な臨床データに基づき、考え出された病気にならず明るく楽しく過ごせる健康法「シンヤ ビオジマ」。1人でも多くの人にその考えを広めたい思いから、理念の普及や指導者の養成に努める機関としてシンヤインスティテュートオブジャパン(SIJ)がある。
同機関は、サプリメントの認証も行っており、品質基準を満たしモノには「シンヤ ビオジママーク」を交付する。