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海外健食最新情報

提供:ヘルスビジネスマガジン社

USA" 「コンドロイチンは効果なし」に業界が反論/米国NPIセンター(4/20)

米国健食ネットメディアNPIセンターによると、「コンドロイチンは関節炎に効果がない」というメタ分析結果が「the Annals of Internal Medicine」誌4月17日号に掲載、一般紙でも報道された。これに対し、CRN(Council for Responsible Nutrition)などの業界団体は強く反発している。同メタ分析では、最初に20のランダム化臨床試験のみが研究者たちによって選ばれ、その中で特に良いと思われる3つの試験に絞られた。CRNは「メタ分析は科学的評価をする場合に有効な手段であると同時に、限界があることも知られている。肝心なのは、消費者がグルコサミンやコンドロイチンのサプリメントを使用しているのは効果が体感できるからである」とコメントしている。

USA" FDAが健康被害報告ガイダンス原稿に対するコメントを募集中/米国NPIセンター(4/12)

米国のネットメディアNPIセンターによると、米国連邦食品医薬品局(FDA)は施設内治験審査委員会(IRB)提出用の健康被害報告に関するガイダンスの原稿を臨床研究者、スポンサーおよびIRB向けに作成、現在、これに対するコメントを募集している。健康被害報告を受けても臨床試験に対する分析が欠如しているなど十分な内容でない場合、IRBでの判断が難しくなるため、ガイダンスを作成して適切な報告書を提出してもらうのが目的。FDAはまた、健康被害報告の意味や重要性を迅速に判断できるスポンサーに対して、深刻な健康被害を分析し、臨床研究者やFDAに報告することを要求している。

USA"AHCCと抗がん剤の併用効果を動物実験で立証/米国がん学会でエール大学研究グループが発表へ(4/10)

米国エール大学医学部のイン博士の研究グループは、がん細胞の核酸代謝を阻害する最も基本的な抗がん剤の1つである5-FUと担子菌培養抽出物であるAHCC(活性化多糖類関連化合物)の併用効果について、ロスアンジェルスで開催される米国がん学会(4月14~18日)で発表する。研究では、がん細胞を接種したマウスにAHCCを投与後に抗がん剤を投与。その結果、AHCCを単独投与したマウスでは顕著に腫瘍増殖を遅延させ、AHCCと抗がん剤と併用したマウスでは70%の腫瘍が寛解した。また、抗がん剤を単独投与したマウスの生存率に比べ、AHCCと抗がん剤併用のマウスでは4倍高い生存率を示した。なお、これらのマウスでいくつかの免疫担当細胞の数が顕著に増加していた。今後はこの結果を実際のヒト臨床で反映させるため、さらなる研究が検討されている。

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株式会社アミノアップ化学 
担当:森谷、杉村
Tel:011-889-2277 Fax:011-889-2288 e-mail :au_office@aminoup.co.jp

USA"太極拳が高齢者の帯状疱疹ウイルスに対する免疫力高める/米国NIH(4/9)

4先週発行の「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ジェリアトリック・ソサイエティー」誌に掲載された最新研究によると、太極拳が高齢者の水痘帯状疱疹ウイルスに対する免疫力を高め、帯状疱疹予防の助けをする可能性があることが分かった。同研究は、59~86歳の健康的な高齢者112人(以前水痘の経験がある人)を対象にしたランダム対照臨床試験で、被験者は週120時間の太極拳あるいは健康教育プログラムいずれかの16週間プログラムに参加。太極拳のプログラムでは有酸素運動、リラクゼーション、瞑想などが実施され、健康教育プログラムではさまざまな健康関連のトピックを取り上げた。16週間のプログラムの後、両グループともに「VARIVAX」というワクチンを接種し、9週間後に水痘帯状疱疹の免疫レベルを測定するために血液検査を実施した。その結果、太極拳グループの免疫増大率は対照グループに比べ2倍であった。同研究は国立衛生研究所(NIH)の国立老化研究所(NIA)および国立補完代替医療センター(NCCAM)の出資による。

中国"中国衛生部「食品は保健効能を宣伝できない」と改めて通達(4/6)

4月4日、中国衛生部は、従来通り、保健食品以外の食品は保健効能を宣伝してはならない、との通達を発表した。通達では、①食品生産企業は、薬名を食品名につけることを禁止する、②食品販売企業(食品衛生許可証を取得した薬局含む)は、薬名と同じ食品を購入、貯蔵、陳列、販売してはならない、③「保健食品への使用禁止リスト」に記載されているものは、すべての食品に添加してはならない、④保健食品以外、食品はいかなる保健効能も宣伝してはならない――としている。最近、薬名を使って食品を命名したり、食品に薬物原料を添加するなど違法行為の多発が背景にあると見られている。

USA"健食原料供給会社を対象としたNBJの独自調査で米国の最新原料情報が明らかに!(4/5)

CoQ10の価格下落、関節素材のコモディティ化、魚油の2ケタ成長など
05年の米国健食原料(サプリメントおよび機能性食品向け強化原料)市場規模は29.6億ドル(3500億円)で、前年比2%増でした。NBJが2006年に原料供給会社を対象に実施したアンケート調査では、約7割の企業が05年売上増を報告しており、特にスペシャリティ原料(ビタミン類、ミネラル類、ハーブ類を除いた原料:オメガ3魚油など)は4%成長で、価格も上昇傾向であることが分かりました。しかし、06年はより厳しい競争環境にあると挙げた企業も多数あり、今後勝ち残っていくにはどうすべきかというアンケート結果も明らかにされています。また、コエンザイムQ10の供給過多による価格下落、関節素材のコモディティ化による厳しい競争、ハリケーンの影響で原料不足におちいったノコギリヤシ、2ケタ成長を続けるオメガ3魚油など、NBJ(ニュートリション・ビジネス・ジャーナル)最新号は原料の最新情報が盛りだくさんの内容となっています。 詳細は 「NBJ Vol.30米国健食原料市場最新レポート2006」に掲載しています。 お申込みはこちら

中国"中国、知的所有権の全面保護へ10分野で具体策を公表(4/5)

4月2日、国家知的所有権保護弁公室は「2007年における中国の知的所有権保護行動計画」を公表した。計画では、知的所有権を全面的に保護するため、中国は今年10分野・276項目の具体的措置を講じることになっている。この10分野は、立法、法律の執行、裁判、制度の整備、宣伝、育成訓練・教育、国際交流・協力、企業の知的所有権保護の促進、権利者へのサービス提供・テーマ研究などとなっている。統計データによると、中国のWTO加盟いらい、知的所有権の紛争は年々増加しており、中国企業の賠償金支払い額はすでに10億ドルを上回っている。欧米などの貿易相手国からは「中国の知的所有権保護が不十分である」との指摘も増えている。

中国"最大の中国語検索サイトが06年化粧品報告を発表、資生堂が第2位に(4/5)

中国語インターネット検索サイト最大手「百度」の2006年・化粧品業界報告によると、最も注目度の高い中高級ブランド商品のトップはDior、第2位は資生堂とChanelが並び、日本商品では資生堂が圧倒的な人気を得ていることが分かった。背景には「日本商品の品質に対する消費者の信頼が根強い」ことが挙げられる。また、直販市場で最も注目度の高い商品はAvonで、第2位に日本のDHCがランクインした。全体の商品に対する注目度を国別で分析すると、韓国がトップで、続いて日本、中国、米国、フランスの順だった。韓国商品は手ごろな価格で良質な商品が多いため、中間所得層に人気が高い。日本商品は資生堂のように中国で広く知られる商品の販売量が年々増加。近年、日本の各化粧品会社が中国に進出していることから、今後も市場に浸透していくと予想されている。詳細は月刊ヘルスビジネスチャイナ&アジア5月号(4月10日発行予定)に掲載予定。

USA"FDAが放射線照射処理済み食品・サプリメントのラベル表示条件緩和を検討中/米国NPIセンター(4/5)

米国ネットメディアNPIセンターによると、米国連邦食品医薬品局(FDA)が、放射線照射処理済み食品のラベル表示について条件緩和を検討していることがわかった。FDAは、放射線照射処理により栄養的、機能的変化などが見られる食品およびそれらを使用することで変化が見られる食品のみが、放射線照射処理済を表すロゴおよび「放射線照射済」の表示を必要とし、それ以外の放射線照射済食品には「放射線照射済」以外の言葉の使用をFDAに申請するか、「殺菌処理済」の言葉の基準を満たせば「放射線照射済」の代わりに「殺菌処理済」の言葉が使用できるよう、表示の規制緩和に向けて検討中だ。対象となる食品にはサプリメントも含まれる。

中国"中国は世界で最も乳がん患者が多い国に 上海で急増(4/4)

中国有力サイト「中国新聞網」の報道によると、現在、中国の乳がん発病率は10万人あたり18.7人、上海では発病率が10万人あたり61.2人に達していることがわかった。上海は中国で最も発病率が高い地区となる。現在、全世界では毎年、新たに100万人の乳がん患者を増えており、中国では毎年15万人以上の女性が発病、世界で最も乳がん患者が多い国となっている。また、農村部より沿海都市部の乳がん患者は農村部よりも多く、患者年齢は45~50歳に集中している。これは欧米の患者年齢に比べて平均5歳も若い。中国女性の乳がん患者の激増については、「工業化・都市化の加速に大きく関係している」と専門家は分析している。

中国"07年1月中国保健食品の輸出入額は1,151万ドルに(4/3)

中国商務部の下部団体、中国医薬保健品輸出入商会の統計データによると、2007年1月の中国保健食品の月間輸出入額は、1,151万ドル(約13億8千万円)に達したことが明らかになった。前年同月比2倍以上の伸びであり、医薬保健食品輸出入額の中で最も増幅が大きい分野となった。保健食品の輸出額は645.93万ドル(前年同月比74.81%)、輸入額は505.37万ドル(同186.13%)。中でも、蜂製品の輸出額の増加が最も大きく、「蜂の花粉」10万ドル(同2202.68%)、「新鮮なロイヤル・ゼリー」92万ドル(同133.07%)、「ロイヤル・ゼリーの調合剤」157万ドル(同111.38%)。輸入額の上位は「海藻類」が314.75万ドル、「フィッシュオイル製品」が160.77万ドルとなっている。

USA"コカ・コーラ社、北米で健康的な?ビタミン&ミネラル含有ダイエット・コーク発売/米国NBJ(4/2)

米国NBJ(ニュートリション・ビジネス・ジャーナル)によると、北米コカ・コーラ社は今月、ビタミンおよびミネラル類を含有する「ダイエット・コーク・プラス」を発売する予定で、このダイエット・コークには、ビタミンB3、B6、B12、亜鉛、マグネシウムなどが含有される。販促のスローガンとしては、「味も最高で(体への)メリットもある」というものになるという。

中国"中国の高血圧患者は1.7億人。大規模な予防・治療研究がスタート(4/2)

中国政府新聞「人民日報」の報道によると、中国衛生部と科学技術部が後援する、第11回5年計画の科学技術支持プロジェクト「高血圧綜合予防・治療研究」が4月1日、北京でスタートした。今回の研究は、中国国内約150の臨床研究センターが、5年以上かけて、13,000人以上の高血圧患者を対象に実施し、中国の1.7億人の高血圧患者に適した総合的な治療方法を探り出すのが目的。このプロジェクトは、中国で最も大規模な「高血圧総合性臨床研究」「高血圧基本データ調査」となる。研究結果は2011年に公表する予定で、高血圧の予防・治療に大きな影響を与えると期待されている。

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