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海外健食最新情報

提供:ヘルスビジネスマガジン社

USA マレーシアで大豆の健康強調表示承認/米FFNニュース(7/31)

米国の「ファンクショナルフーズ&ニュートラシューティカル」誌によると、最近マレーシアで大豆たんぱくとコレステロール低減の健康強調表示が認められた。1食分最低5gの大豆たんぱくを含有する製品は同健康表示が認められ、「血中コレステロール低減には、1日あたり25gの大豆たんぱくが必要」との記載も求められる。現在、マレーシア以外で大豆たんぱくとコレステロール低減の健康表示が認められている国は、日本、英国、米国、韓国、フィリピン、インドネシア、ブラジルである。

中国 この夏、お茶が販売量トップに/中国飲料市場(7/27)

新聞報道によると、中国飲料市場の競争が激化する中国飲料市場は、この夏、お茶類飲料の販売がトップ。昨年人気があった効能性飲料は2位に下がった。大手スーパーである北京カルフール(フランス資本)では6月以来、お茶飲料の販売量は果実ドリンク、水、炭酸飲料を抑えて1位となり、毎日、一万元(約15万円)を売り上げているという。お茶飲料については、中国人がよく知っている“氷紅茶”、“氷緑茶”、“ウーロン茶”のほか、今年統一、康師傅、燕京、農夫山泉など有名ブランドも相次いで発売。それぞれ「低糖」「無糖」の2種類を販売し、消費者の多様なニーズに対応している。中でもジャスミン茶、大麦茶、菊花茶に人気が集まっている。

USA 肥満手術後4割が合併症に/米国の医療研究機構(7/25)

米国厚生省の医療研究・品質調査機構(AHRQ)は24日、米国において肥満手術後6ヵ月以内に、4割の人が合併症を患っていることを明らかにした。研究者らによると、退院後、合併症のために民間保険を利用した非老齢肥満患者は39.6%で、入院中の21.9%に比べて81%も多かった。中でも合併症で多かったのは、①ダンピング症候群(約20%)②吻合合併症(12%)③腹部ヘルニア(7%)④感染症(6%)⑤肺炎(4%)――の5つである。肥満手術を受ける人は、1998年の13,386人から2002年の71,733人へと増加しており、55歳~64歳の高齢者は9倍も増加した。今年、肥満手術受けるのに適格とされる65歳~69歳の人は約39万5000人で、2010年には20%増の47万5000人に達すると予測されている。米国では、肥満による糖尿病リスクや致命的な疾患がありながら、減量に成功しなかった人々が肥満手術を受けることが多い。

USA 肥満度により死亡リスクに差、極度肥満はリスク75%増/米NIH(7/24)

「米国医師会ジャーナル」誌7月5日号によると、肥満度1(BMI値30~34.9)の女性は、肥満でない人に比べて死亡リスクが25%増加し、肥満度2 (同35~39.9)では50%増、極度肥満(同40)では75%も増加することが分かった。冠状動脈性心臓病リスクも体重に大きく関係しており、肥満が深刻な女性は、そうでない女性に比べて糖尿病および高血圧になる率が高い。同調査は、肥満、死亡、および冠状動脈性心臓病の関連を調べるため、ピッツバーグ大学の研究者たちによって実施され、50歳~79歳以上の女性9万人を対象に7年間以上のデータを分析した調査結果をもとにしている。

中国 「悪質ミルク」、中国の内モンゴルで摘発(7/24)

中国・内モンゴルで「悪質ミルク」が摘発されたことが、中国中央テレビ番組「毎週品質報告」(7月16日放映)で明らかになった。あるお年寄りは「悪質ミルク」を飲んで悪心、吐く症状が出たという。検査機関のデータによると、この「ミルク」のタンパク質含有率は約0.3%しかなく、内モンゴルに植生する野生草のタンパク質含有率(6%)よりもはるかに低かった。一方、ヒ素の含有量は国の基準より10倍も高かった。中国では、2004年5月に安徽省阜陽市の乳児229人が「タンパク質不足のミルク」を飲んで栄養不良になり、12人が死亡するという事件が発生。2005年には、湖南省株洲の乳児が「タンパク質不足のミルク」を飲み、頭部が異常に大きくなる事件があった。今回、内モンゴルでも類似する事件が起きたことで、中国の乳製品市場には依然として問題が存在していることが明らかになった。

USA 居住環境が肥満に関連/米NIH(7/21)

米国立衛生研究所(NIH)によると、最近の複数の調査で、居住環境と肥満の関連が示唆されている。そのひとつにNIH内の国立糖尿病・消火器病・腎臓病研究所(NIDDK)の出資により、ミズーリ、テネシー、アーカンソーの3州にわたる13地域で、2500人を対象に実施された電話調査がある。同調査では、身長、体重、食生活、運動、居住地域に関する一連の質問がなされ、次の人々がより肥満傾向であることが分かった。①レクリエーション施設やサイクリングコースから遠い所に住んでいる人々 ②図書館、郵便局、食料雑貨店などが徒歩圏内に無い人々 ③特に女性において、交通や犯罪に対して不安を感じている人々 ④特に高所得層において、居住地域を快く感じていない人々 ⑤運動をせずに油の摂取量が多い人々――である。同調査結果は、「アメリカン・ジャーナル・オブ・ヘルス・プロモーション」誌7/8月号に掲載されている。

USA 「100%ナチュラル7UP」ソーダは正しいか?/米FFN7月号(7/20)

ファンクショナルフーズ&ニュートラシューティカルズ誌7月号によると、キャドバリー・シュウェップス社が、代表的ソーダ商品「7UP」を、「100%ナチュラル」と表示・宣伝していることに対し、消費者団体は異議を唱えている。同団体によると、「7UP」には合成甘味料のフルクトース・コーンシロップ(HFCS)が含まれており、「ナチュラル」と呼ぶべきではないという。米国では現在、肉・鶏肉製品はその製造・加工過程において農務省による「ナチュラル」定義があるが、食品医薬品局(FDA)の食品・飲料に対する「ナチュラル」定義はまだ無い。「100%ナチュラル7UP」の成分は、炭酸水、フルクトース以外に、クエン酸、クエン酸カリウム、および詳細不明な「ナチュラル・フレーバー」である。

中国 莫大な利益上げる中国テレビショッピング 3年間の収入が10億元(約140億円)を超える企業も(7/20)

中国雑誌「財経時報」(7月2日発売)によると、中国テレビショッピングが莫大な利益を上げていることが明らかになった。中国で有名なテレビショッピング企業である橡果国際(Acorn International)は、3年間の収入が10億元(約140億円)を超え、同社が中国中央テレビに投資した広告費用は4500万元(約6億3000万円)に達している。中国国内のテレビショッピングは2000年前後に誇大宣伝と品質の低さが問題となり、いったん姿を消したが、現在、再び勢いを取り戻し、さらに伸びていく傾向にある。橡果国際、TVSNなど海外企業の中国参入に続き、韓国の東方CJも2004年に中国大陸地区に進出している。現在、テレビショッピングでは携帯電話、パソコン、家電製品、キッチン用品、サプリメントなどの栄養補助食品など様々な商品が扱われており、求めやすい価格と良好な品質が消費者の人気と信頼を集めている。

中国 中国、6月の伝染病死亡者数623人/衛生部発表(7/14)

中国衛生部は7月11日、「2006年6月中国全国法定報告伝染病疫病発生情況」を発表した。中国大陸地区における6月の伝染病による死亡者数は623 人。また、腸の伝染病の発病率は先月より上昇したことが明らかになった。統計によると、6月の肺結核、ウイルス性肝炎などの甲・乙類発病数は375512 例で、617人が死亡した。丙類伝染病の発病数は129239例で、6人が死亡。丙類の発病数1~3位の感染性下痢・流行性耳下腺炎・風疹は、丙類発病率総数の95.17%を占めている。また、高病原性トリインフルエンザは1例、死亡なし。これまでに中国で報告された高病原性トリインフルエンザは19例、 12人死亡。甲・乙類伝染病の中で、腸の伝染病の発病数は65669例、21人死亡。発病数は5月よりも29.56%上昇した。

USA 米FDAが医薬品成分を含むサプリメントについて警告(7/14)

12日、米食品医薬品局(FDA)は消費者に対し、性機能強化サプリメントZimaxx、 Libidus、 Neophase、Nasutra、Vigor-25、 Actra-Rx、 4EVERON を購入・消費しないよう警告を出した。これらの製品は、ホームページなどでダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)として販売されているが、処方薬成分の含有が認められた。例えば、Zimaxxには、シルデナフィルというバイアグラの有効成分が含まれている。

USA 2004年米国のウエイトロス・ビジネスは5兆3000億円に達する!─「米国ウエイトロス・ビジネス・レポート」で判明(7/14)

米国よりホットなニュースが飛び込んできた。「米国ウエイトロス・ビジネス・レポート」(第1号)によれば、2004年度のウエイトロス・ビジネス市場は 460億ドル、日本円換算で5兆3000億円という驚くべき数値に達していることが明らかになった。ダイエットサプリメントをはじめ食事代替食品、ピルなどの食品だけの市場は6670億円。しかしそれらを上回るニュービジネスが続々と誕生している。一例をあげると、eビジネスでのダイエット、ウエイトロス専門施設、子供用ダイエット合宿、栄養士派遣サービスなど多様化ニーズに対応したものだ。ちなみに、日本では体重減少、痩せることについて「ダイエット」という言葉を使っているが、米国では「ウエイトロス」という言葉が正しい表現。米国ではダイエットというと、体重減少や痩せるという意味にも使うが、食生活、栄養という意味のほうが強い。食品部門では、2004年度はローカーボダイエット(低炭水化物ダイエット)が圧倒的に主流を占めていた。しかし様々な問題があり、2005年度は「スローカーボ」(低GIダイエット)に移行している。

詳しくは米国ウエイトロス・ビジネス・レポート第1号にて紹介。
http://www.health-mag.co.jp/a-loss.htm

中国 中国では欠陥新生児が30秒に1人誕生/専門家は「妊婦は毎日、葉酸400mg以上摂取を」と強調(7/12)

北京で開かれた「中国全国人口と計画生育化学技術大会」で、中国では欠陥がある新生児が世界的にも高率で生まれていることが7月10日、明らかになった。最新の統計によると、中国で毎年誕生する新生児3000万人のうち、約100~120万人に先天的な欠陥があるという。これは総人数の4%を占め、平均 30秒に1人が誕生していることになる。欠陥新生児のうち、神経管の変形が最も多かった。医療専門家の研究によると、神経管の変形を誘発する主な原因は、体内の葉酸不足にあることから、専門家らは「妊婦は毎日400ミリグラム以上の葉酸を摂取すべき」と強調している。

USA 心臓発作に関する情報がHPで閲覧可能に/米NIH(7/11)

7日、米国立衛生研究所(NIH)は、米老化研究所(NIA)および米医学図書館(NLM)と、心臓発作に関するホームページを共同作成したことを公表した。同ホームページでは、心臓発作の原因や、リスク軽減に関する情報などが閲覧可能である(www.NIHSeniorHealth.gov)。米国では、毎年100万人以上の人が心臓発作に見舞われており、いち早く心臓発作の兆候を認め、処置することが大事だと多くの人は認識している。また、高齢者の 66%が、健康情報や医学情報をインターネットから入手していることが分かっている。秋には臨床試験および栄養学についての情報も掲載される予定。

中国 中国年間新近視患者3000万人超え、女子学生の方が高い(7/10)

「中国第5回眼科臨床新技術展示会」が7月8日に開催され、出席した専門家の報告により、中国で毎年3000万人以上の近視患者が増え続けていることが明らかになった。現在中国で近視患者は約4億人いるが、治療を受けているのは200万人弱にとどまっている。 2002年中国全国中小学生近視眼防止ランダム・サンプリング検査結果によると、小学生の近視率は26.96%、中学生53.43%、高校生72%以上に達している。北京医科大学児童青少年衛生研究所の調査によると、中国学生の近視率の世界ランキングは日本に次ぎ、1998年の第4位から第2位へ上昇した。 中国学生の近視率の全体動向は、①年齢とともに発病率が高くなる②都市学生は農村学生より近視率が高い③女子学生は男子学生より高い④大都市の学生は中小都市学生より高い⑤進学校は非進学校より高い―となっている。この10年、中小都市の学生の近視率の伸びの速さは勉強の負担と進学の圧力と関連があると見られる。

中国 中国で「緑色」食品および有機食品市場が急成長中(7/5)

6月15~18日に開催された『2006中国農産物品質安全フォーラム』(中国黒龍江省ハルビン市)において、中国農業部農産物品質安全センターの羅斌副主任が講演、中国の「緑色」食品製造会社は約3700社に達し、「緑色」食品の認証を受けた製品数は1万品目近くにのぼることが明らかになった。「緑色」食品とは、良い環境のもと、規定の技術基準で製造、全製造工程において品質が管理されている、無汚染・安全・良質な農産品および加工食品のことを言う。現在中国の「緑色」食品産業は急成長しており、2005年の売り上げは国内で1030億元(約1兆5450億円)、輸出額は16.2億ドル(242億円)。また、有機食品も着実に伸びており、2005年の売り上げは国内で37.1億元(約556.5億円)、輸出額は1.36億ドル(19.5億円)だった。

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