制作する側にすれば容易に持てる容器でも、状況によって大変持ちづらい物になってしまう。
薬の容器で考えてみよう。
タブレットタイプ容器は指の力が弱ければ中の薬が押し出せない。
ビンタイプ(またはプラスチック)の容器は手の力が弱ければフタを開けにくいし濡れた手でさわれば滑ってしまう。
このような、容器をユーザーが購入した場合、不便さを感じて次回からは他メーカーの製品に流れてしまうだろう
このような事態を避ける為に、例として医薬品、健康食品容器を観察して欠点と改善法を検証してみよう。
さて、上で書いてあったシルク印刷やオフセット印刷とは?
ここでは印刷の基礎、印刷方式を覚えましょう。
これから作る製品はどの印刷が適しているのでしょうか。
版の凹凸を利用する印刷法の一つ。連続印刷を行うものや、段ボールの印刷などで使われています。
印刷された文字がインクの横漏れにより、太くなるのが特徴。
元々の意味は凸版アルコールインキを使用したものが定義
(現在では、ナイロン版を使った印刷を総称)
当初ゴム版を使用して、段ボール、角袋の分野で使用していたもの
印刷原反が巻物でナイロン版などを使用して連続印刷を行うもの
版の凹凸を利用する印刷法の一つ。
切手やハガキなど単色での印刷からゴルフボールや茶碗等の印刷からカード類の印刷まで。大量印刷にも向いている。
偽造防止などのセキュリティを追求する印刷物に使用される
軟包材・カード類
ゴルフボールなどの異型物に使用される
平らな版の上にインクの付く部分と付かない部分を作り出し、紙に転写する方式。高速、大量の印刷に適しており、写真植字の肯定に最適である事から出版物の印刷に使われています。
版を凸版にしてブランケトを介して印刷するもの。(含むフレキソ印刷)
凸版印刷ともいえるが、オフセット印刷に含まれるために一般には平版に分類される
当初ゴム版を使用して、段ボール、角袋の分野で使用していたもの
疎油性の部分と親油性の層を持つもの疎油性部はシリコンなどを使用する。
プリントゴッコやリソグラフなどで有名。
文字や画像の印刷に限らず、衣類関係やカラーブラウン管のシャドーマスクや液晶表示装置のカラーフィルターといった部品の印刷も。
印刷のぼかしを求めるのにシルク素材を使ったりもします。
インキを通さないフィルムに鉄不でで傷をツケテインキが通る部分と通らない部分をつくり被印刷物の上にフィルムを乗せて上からインキを塗る方法。
プリントゴッコの原型のような印刷方法。
スクリーン(布)に薬品でインキの通過する部分と通過しない部分をつくり被印刷物の上にスクリーンをのせて、インキの上から塗り付ける方法。
こうして観察をして改善点を考えてみると、普段私たちが普通に使っているものも、無意識に我慢をして使っている事がわかります。
製品を作ろうと考えている方、既に作った方も一度比較製品と自分の製品を見比べてみたり」、色々な状況を想定して実験をして、「どうすれば楽か」を追求しましょう。
ボトル製品は販売店を見れば分かるとおり、各メーカーで常に「楽に持てる」形が追求されています。