色はそれぞれの性質・特長・意味を持っています。
同じ色であっても、時には美しく、醜く、恐ろしくなったり・・。
その時の気分によってもイメージは変わります。
さて、ちょっと右の表を見てください。
この中からあなたがこれから製品を作ると仮定して、パッケージや容器に使いたい色を選んでください。また、個人的に気になる色でも構いません。あなたが選んだ色がどのような意味を持つのか?
その色が人にどのような効果をもたらすのか?
それぞれの色が持つ意味と効果について書いてみました。
赤を中心とした暖色系は太陽の象徴であり、人の気分を高揚させる色。
親しみもわき、食欲を高める事から食品関連ではよく使われる。
赤色は暖色の中でも特に刺激の強い色であり、人間の血液の色として見る者に興奮感を抱かせ食欲を高めたり、新陳代謝を良くしたりします。 また、炎や日光・熟した果実や花の色として、情熱・生命力なども象徴します。 エネルギッシュ、原始的、野性的、生命、生きる、情熱、怒り。
桃色は女性らしさや幸福を引き出す色です。
優しさ、かわいらしさ、美しさを象徴し、寂しさや満たされない愛情を補う効果もあるので、化粧品や女性向け製品に多く使われます。
若々しい印象を与えたいときは是非桃色を!
身体や心の働きを活発にする橙色は、暖色の中では赤と黄の中間色に位置することから赤ほど重くもなく、黄ほど軽くない、軽快さ・活発さをイメージさせ、快適な温暖感を連想させます。
現実的、活動的、人間的、家庭的、明快、労働、嫉妬。
黄色は太陽光線と結びつけられる色であり、全色相の中で最も明度が高い色であることから軽量感が強く、同時に親しみやすさ・明快さ・若々しさなどもイメージさせます。
また、脳の中の快感物質の分泌を高め、神経を集中させる色です。
好奇心、知性、注意力、向上心、欲求、希望、光明。
このように、暖色系には人の感情を高揚させる働きがあるそうです。
得に、赤色は「購買色」と言われ赤を使うかどうかで売り上げが変わる場合もあるのだとか。
食品関連(客を回転させる必要のあるファーストフード店、食料品)の他、
不動産屋の内装にも暖色系を使うと契約率が上がるなど様々な場所で使われている様です。
さて、今回は暖色系について説明しましたが、次回は寒色について説明します。暖色以外の色を選んだ方は次回お見逃し無く!