夏休みユニバーサルプロモーション特集!今回は東京の某アンテナショップに店頭調査に行って来ました~! | |
アンテナショップって何ザンスか?電気店? | |
調査行って来た後だからアンテナショップの意味知ってるくせにわざとらしく質問投げて来たわね…。初めて見た人にもわかりやすく進行するなんてやるじゃない。 アンテナショップてのはね。高齢層・主婦層・会社員・大学生・小学生‥など各層の男女がちょうどいい割合で住んでいる地域を選んで、その土地の大型スーパーなどで製品の購買傾向を調査するのよ。新製品はまずアンテナショップに売り出して動向を見る事が多いの。 |
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て事は…見た事もないような商品ばかり売ってる店を見たらメーカーがアンテナショップとして製品調査のため使用している店だと見ていいザンスね。 | |
100%とは言えないけどね。アンテナショップに行くと珍しい食品や珍しい容器がたくさんあるわよ。 | |
長距離バスに乗ってる時途中で立ち寄るさびれた店もアンテナショプザンスか。どうりで見た事ない飲料や見た事無い食品、見た事無いキーホルダーや見た事無いタペストリーがあると思ったザンス…。 | |
それはインター内の店の事では… そこにあるのは土産品が多いからそりゃ見た事ないものばっかりだわ。 とにかく、夏休みユニバーサルプロモーション特集始めるわよ! |
【パク姉:以下姉】と、いうわけでアンテナショップとされている、都内大手スーパーにやってきました。
今日はここで店頭調査を行ないます。
【パックン:以下パ 】店頭調査って何ザンス?
【ビヨラー:以下ビ 】ガサ入れの事DAYO!!
【姉】違う…店頭調査っていうのは、どういった層がどういった製品を買っているか?どういった陳列をして、それによる効果がどれだけあるのか?新製品を買って行く年齢は?などを各層がバランスよくいる地域のスーパーを選んで調査するのよ。今回、私たちが行なうのはユニバーサルプロモーション製品について。
陳列された時の事を考えて容器・パッケージデザインされた製品を見て行きましょう。
【もめんちゃん:以下も】陳列された時の事まで考えて製品て作られていたのね!
【姉】陳列棚で、お客様の目をコントロールする方法として色彩戦略がまず最初にあげられるわね。
基本の色から少し外した色を使う事で目立たせる、容器の色によって内容物を奇麗に見せる、色違いでシリーズ化して並べる、ちょっと変わったデザインにして目を引かせるインパクト戦略…などたくさんあるわ。
歩いてみればわかるけど、陳列は頭脳戦よ。いかに店側に目立つ様に並べさせるか…これは企画の段階で考えておかないといけないのよ。
まぁ、ひとまず食品ブースから見てみましょうか。
[食品容器] 容器・包装にカラーを上手く使って製品力を上げる! | |
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●枝豆に使われている容器・包装 【姉】枝豆の他にもオクラやみかんなんかにも使われているわね。これは、製品を入れているネットの色を素材の持つ色よりあざやかな緑(またはオレンジ)にすることで内容物の色を生えさせているのよ。 ●トマトに使われている容器・包装 【姉】トマトに使われるトレーって白や黒が多いと思わない?何でだと思う? |
[食品容器] 連想させない色をあえて容器・パッケージに使う | |
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●マヨネーズといえば黄色か緑…? 【姉】食品から連想する色を使ったパッケージはよく見るわよね。あれって色彩心理学的に言ってもとても効果のあることなのよ。本来食べ物に使われないような色を見ても食欲なんて湧かないわよね。 ●容器で遊んでみる 【姉】私最近、お豆腐にハマっているんだけど、ここ最近のお豆腐ってすごいのよね。容器に絵が書いてあったり、容器の形が丸かったり…昔の豆腐をイメージして紙で包んであったり、あらゆる食品容器の中で一番遊んでいるんじゃないかと思うくらいよ。 |
[食品容器] シリーズ容器で什器を占領! | |
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●独り身には嬉しい、食事セット 【姉】最近は一人暮らしや、少数家族用の製品が増えているのよね。一人暮らし用お好み焼きセット(既に具が混ざっている)とか、一人暮らし用に小分けに容器に入れたマヨネーズとか…。それから惣菜もね。ハンバーグと野菜とバターが深絞り容器に全部入ってるチルドセットやおでんセットが出ているのよね。 ●紙で包んだ容器には理由がある 【姉】いよいよデザート売り場に入って来たわね。 ●色を並べる事で売り場での存在感を高める 【姉】見てみて、色違いでチョコレートがたくさん並んでいるわよ。 |
【姉】今日見たのは色彩やシリーズ展開で製品イメージを上げるというユニバーサルプロモーション製品よ。
通販と違って店舗で売られる製品て「どの形にすれば什器に入るか?この形なら横に並べられるからシリーズ販売したら目立つんじゃないか?この色にすれば陳列した時目立つんじゃないか?」など、売られている姿まで想像しなきゃならないのよ。
ユニバーサルデザインが購入後のものだとしたら、ユニバーサルプロモーションは購入前に必要なものよね。
【ビ】そう考えるとオモロイNE。食品企業はそれぞれフィーチャーを想像…いや、創造しているのDA!
【姉】何、その70年代のCMのような口調は…そうそう、陳列された時の事を予想して作られているといえば、麺類もそうよね。たいていの麺類の容器・パッケージが横長なんだけど、最近では縦長のものが出て来ているのよね。こうすれば目立つし、幅がない分シリーズで出しやすいのよね。
【も】食品とは違うけど、真四角の小さい容器に入った薬をこの前見たワ!真四角ってあまり見ないから目立つし、場所取らないからたくさん並べられるのよネ。それに、なぜか真四角って手にとってみたくなる…。
【パ】逆に、無駄に幅を取る突起物だらけの食品容器出した目立つザンスね。ライバル製品を横に置く事ができないからまさに独り舞台ザンスよ。
【姉】そんな製品作ってもせいぜい会社の倉庫で独り舞台する事になるわよ…。
さて、来週は容器・パッケージのインパクトで人の目を引く製品と、陳列を考えた容器・パッケージデザインの戦略についてもお伝えします。お楽しみに!