合成樹脂は種類が多い上に性質も多様ですが、共通している 一般的な特性とはどんなものでしょうか?
もちろんこれだけではありません。 合成樹脂の共通している特性として以下の通りいくつかあげられます。
(1)成形加工がしやすいため、複雑な形でもわずかな工程で出来、大量生産できる。 (2)強くて軽い。 (3)自由に着色でき、ツヤもあるので塗装する必要が無い。透明度の良いものも多い。 (4)薬品や水分に強く、さびたり、腐ったりしない。 (5)電流を通さないので、絶縁材料には欠かせない。
以上のような特性を活かして、従来使われていた金属・ガラス・木材・紙・皮革などの素材に代わって、私たちの日常生活に大きく取り入れられてきたのです。 時代とともに、用途に応じた特性をもつ新しい合成樹脂も次々に開発され、さらに加工技術の進歩によって幅広く製品化され、現在ではほとんど全産業分野で重要な素材として欠かすことの出来ないものになっています。