プラスチックの種類、プラスチックの素材、成形・加工法、プラスチックに関する用語を調べてみよう
【関連】熱硬化性樹脂(ビスケット)
[合成樹脂の成形法]
石油化学工場でつくられた合成樹脂(通常、粒状または粉末状)の多くはプラスチック製品製造業の工場へ出荷され、各種の成形加工によって様々なプラスチックの製品になります。
プラスチックの材料には、熱可塑性樹脂(チョコレート)の他に、熱硬化性樹脂(熱を加えると硬くなるが、再び加熱すると硬くなる:ビスケット)があります。
●熱可塑性樹脂
(熱を加えると軟らかくなり、冷やすと硬くなるが、再び加熱するとまた軟らかくなる:チョコレート)
温度が上昇して溶融温度になると樹脂は溶けて、高い粘度の液状になり流動し始めます。さらに温度が上昇すると、急激に粘度が下がり、流れやすい流動体になります。この性質を利用して成形が可能な温度まで上昇させ、溶融温度を下げ流動性を増し、金型に押出し、充てんして、冷却して固めて、成形します。