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温故知新 -薬事法のブレークスルーが成否を分ける-

第6回 「大塚製薬のWマーケティング」

Wマーケティングの事例を前回(小林製薬)、前々回(明治乳業)とご紹介して参りましたが、今回はその3回目で大塚製薬の事例をご紹介いたします。

大塚製薬が出している商品に、

イ.特定保健用食品(特保)用の「ファイブミニ」 と、

ロ.一般食品の「ファイブミニプラス」

があります。

後者は一般食品なので何も効能は言えませんが、前者は特保用なので「おなかの調子を整える」まで言えます。
広告手法については、http://www.otsuka.co.jp/fib/info/index.html をご覧ください。

分類 PRできる効能
ファイブミニ 特保 おなかの調子を整える
ファイブミニプラス 一般食品 効能は言えない

サイトの方はご覧になられたでしょうか。なかなか楽しく親しみの持てる広告表現で、成分内容やQ&Aについても分かりやすく書かれています。そして、並べて広告する中で、特保(ファイブミニ)の効能が一般食品(ファイブミニプラス)のイメージをあげているのがお分かりになれると思います。また、ファイブミニプラスの「プラス」というネーミングも付加価値を連想させるものになっています。

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