セラミドは外部の刺激から肌を守り、体内にある水分の蒸発を防ぐ重要な役割を担っています。 セラミドの産生に関与する酵素「SPT(セリンパルミトイルトランスフェラーゼ)」の発現を増やすことで、セラミド産生を促進し、肌を乾燥から防ぐ効果が期待できます。
◎原料
甘草
◎甘草について
植物名 / カンゾウ
学名 / Glycyrrhiza glabra、Glycyrrhiza uralensis又はその他同属植物
科名 / マメ科
和名、別名、生薬名 / 甘草、リコリス
英名 / Glycyrrhiza、licorice
中国、ソ連、中近東、欧州などの温帯地域に産するマメ科多年生植物。
甘草の根茎に3〜4%含まれる甘味成分(トリテルペノイド配糖体)を抽出・精製したもので、その主成分であるグリチルリチンは砂糖の約250倍の甘味を有しています。甘草は古く4000年の昔、メソポタミアの渓谷で発見され、強壮剤、美容薬として用いられたのがその起源とされています。
このグリチルリチン酸は、優れた抗炎症作用を示す成分として、医薬品、医薬部外品、化粧品の分野で現在、最も汎用されている成分の一つです。 また、グリチルリチン酸の他にも、数種のフラボノイドなどを含みこれらの成分が優れた美白作用を有することも確認されました。
さらに、近年、アトピー性皮膚炎患者の増加により、強い抗IV型アレルギー作用や保湿効果を有するカンゾウエキスが注目され、浴用剤に多く配合されるよう になりました。 グリチルリチン酸や甘草エキス末は、医薬部外品の浴用剤の有効成分としての前例もあり、一部のメーカーで使用されています。中国最古の薬物書である「神農本草経」にもその食効に関する記述がみられ、現在では広く医薬品、調味料、タバコ香料等に利用されています。
生産国(地)または原産国 | - |
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関連リンク | https://www.maruzenpcy.co.jp/document/cosmetics/ |